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噴火がもたらす影響-1

■火山性地震と火山性微動の違い・特徴
2017年11月26日、駒ヶ岳で1日に44回の地震が発生しました。山頂の浅い所を震源とする、規模の小さな火山性地震でした。また、2023年12月以降、山頂火口原浅部を震源とする地震活動が続き、2024年3月23日に火山性微動を観測しました。
これらの活動により、札幌管区気象台では火山の状況に関する解説情報(臨時)を発表しました。
火山活動に伴う震動には、大きく分けて二つあります。火山性地震と火山性微動です。
火山性地震は、火山体およびその近くで発生する地震の名称で、地下で何らかの破壊現象が起きて発生すると考えられています。
火山性微動は、火山で発生する震動のうち、火山性地震とは異なり、震動が数十秒から数分、時には何時間も継続する、はじまりと終わりがはっきりしない波形の総称です。地下のマグマやガス、熱水など流体の移動や振動が原因と考えられており、火山によっては過去の事例から、
火山活動が活発化すると微動が多発する傾向がある事が知られています。
駒ヶ岳では、2024年3月23日以降、火山性微動は観測されていませんが、引き続き、活火山であることに留意して、今後の情報に気を付けましょう。
●駒ヶ岳の火山活動の動向を知るには、インターネットで「気象庁」「北海道駒ヶ
岳」「火山観測データ」で検索すると駒ヶ岳の火山性地震等の観測データがリ
アルタイムで確認できます。

参照:気象庁ホームページ > 知識・解説 > 火山 > 気象庁が噴火警報等で用いる用語集」や
気象庁「防災メモ」
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